雑学

どうして色が変わるの?紅葉の仕組みを簡単に解説します!!

秋になり木々も赤や黄色が鮮やかになってきましたね?

今年の紅葉はどこに観に行こうかなと考えていたところ、ふと、「どうして秋になると草木は紅葉するんだろう?」と気になってきました。皆さんは分かりますか?

そこで今回は草木が色鮮やかに紅葉するメカニズムについて調べてみました!どうして紅葉するのかを知り、より紅葉を楽しんじゃいましょう♪お友達に教えてあげて自慢してみてもいいかもしれませんね(笑)

それではご覧ください!

紅葉する木と紅葉しない木

まず、全ての木が紅葉するわけではありません。冬の景色を思い浮かべてみてください。雪に埋もれながらも緑の葉を残している木が思い浮かびませんか?

そう!杉や松などは紅葉せずに、緑の葉を残したままなんです。

これに対し、モミジは真っ赤に、またイチョウは黄色く紅葉しますね?この違いは何なんでしょうか?不思議ですよね!

実はこれらの違いは「落葉樹」か「常緑樹」の違いにあったんです!その違いについて説明していきますね!

落葉樹

一般的に、ある季節になると定期的に葉を落とす種類の樹を落葉樹と呼びます(名前の通りですね)。ほとんどの種類は寒い冬を越すために、薄く凍りやすい葉を落として休眠状態となります。中には、虫や塩害から身を守るために葉を落とす樹もあるのだそうです。

そんな落葉樹には、葉っぱが平べったく円や楕円に近い形の葉をしたものが多いです。広く薄い葉だと体積の割りに面積が大きくなるのでたくさんの光を浴びることができ光合成には便利です。しかし、薄いためにすぐに凍ってしまいます。

そのために冬には葉っぱを落としてしまうんですね。

常緑樹

針葉樹と呼ばれる松や杉などが該当します(ですが、針葉樹全てが該当するわけではありません)。

常に緑と書くくらいですから、春から冬までずっと緑の葉をキープすることができます。もちろん、古くなった葉は枯れて、新しい葉に変わるので葉を落とさないわけではありませんよ?念のためですが・・。

落葉樹とは反対に、松や杉のように尖った葉を持つと、体積に対して面積が小さいので光合成には不向きです。しかしその分、温度が下がる部分が少ないので寒冷地でも凍りにくくなります。

そのために、寒い冬に葉を落とさずに乗り切ることができるんですね!

紅葉の原理

紅葉する木、紅葉しない木があるのは分かりましたが、では一体どういう原理で紅葉するのか、見ていきましょう!

「こうよう」とは

まず、紅葉とは葉が赤くなることを言います。ではイチョウのように黄色くなることも紅葉なのか?

これは紅葉ではありません。「黄葉(こうよう)と言います。

どちらも同じ「こうよう」なんですね(笑)

「こうよう」と言うことで「紅葉」も「黄葉」もカバーできるというわけなんです。まあ一般的には「紅葉」の方でひとまとめにされていますが、「黄葉(こうよう)」も覚えておくと「いざ!」というときに役に立つことがあるかもしれませんよ♪

この紅葉と黄葉ですが、異なるメカニズムで色が変化します。色が違うので当然と言えば当然ですね。その原理についてご紹介します。

黄葉の仕組み

葉にはもともと、緑色の成分であるクロロフィルと黄色の成分であるカロチノイドが含まれています。夏までの葉ではこのクロロフィルの方が目立っているため、葉は緑色に見えています。

これが秋になり気温が下がってくると、これらの成分は徐々に分解されていきます。この時、緑色の成分であるクロロフィルの方が早く分解されるため、残っている黄色の成分カロチノイドによって黄葉して見えるというわけなんです。

紅葉の仕組み

紅葉する際も、黄葉と同じようにクロロフィルが分解されていきます。この時、紅葉の原因となる赤色の色素アントシアニンが生成されるのです。

黄葉と違うのは、カロチノイドはもともと葉が持っている成分ですが、アントシアニンは最初は持っていないという点ですね。アントシアニンを生成できる木は赤色に、生成できない木は黄色に「こうよう」するというわけです。

 

中には、緑色黄色赤色と変化するものもあるので、紅葉の種類もバラエティ豊かですね♪

つたない文章ですが、紅葉の仕組みについて理解いただけていれば幸いです。

代表的なものだとモミジは赤色、イチョウは黄色が有名ですが、緑→黄→赤と変わるものもあり、見ていて飽きないですね♪紅葉を見に行くのが少し早くて、まだ緑色だったとしても「ああ、まだクロロフィルが残ってるんだな」と見るのが楽しくなりそうです。

それでは皆さん楽しい紅葉ライフをお過ごしください!

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