やっと夏も終わり、秋らしい気候になってきましたね。夏が終わると秋霖(しゅうりん)と呼ばれる、いわゆる秋の長雨が降りやすくなります。9月半ばから10月上旬くらいまでは雨が多くなり、その後「秋晴れ」が続くようになるようです。
天気と言うと、昔ながらの言い伝え(迷信?)がいろいろとありますよね?信じる信じないは人それぞれですが、意外と的を射ているものもあったりするようなんです!
今回はそんな、天気に関する昔ながらの先人の知恵をご紹介したいと思います!
それではご覧ください!!
目次
晴れに関する言い伝え
遠くの山が見えると晴れ
遠くにあるものがはっきりと見えるかどうかは、湿度が関係しています。空気中に湿度(水蒸気)が多量にあると、光が散乱してしまい、遠くまで見ることが難しくなります。
東京や千葉でも「晴れている日は富士山が見える」、なんてことをよく聞きますよね?
遠くの山や建物がしっかりと見えている時は、湿度が低いため雨雲が形成されづらいためにしばらくは晴れが続くということです!
煙が東に流れると晴れ
煙が東に流れる、つまり風が西から東に吹いているという状況ですね。こういった場合は、高気圧が近づいている状況で発生しやすいのだそうです。
私も天気にはあまり詳しくはありませんが、なんとなく「低気圧は雨」で「高気圧は晴れ」というイメージがあります。高気圧のときは空気を押し出す下降気流が発生するからだということですね。
つまり、高気圧で晴れやすい状況で東向きの風が吹きやすいというわけです♪
夕焼けになると翌日は晴れ
まず、天気は西から東へと移動していきます。当たり前ですが、太陽は西に沈みますから、夕焼けと言うことは西の空が晴れているということですね?
その晴れた状態が東に移動していくということになるので、しばらくは晴れた状態が続くだろう、ということです。
蜘蛛が巣を作ると晴れ
蜘蛛の巣は雨や風で簡単に壊れてしまいます。なので、天気の悪い日は蜘蛛は蜘蛛の巣を張りづらくなると考えられています。また、雨に濡れると、巣が外敵から目立つようにもなります。
よって天気が崩れそうな時は、巣を張らなかったり、目立たない場所に巣を張ったりするようです。
自分の身を守る蜘蛛の習性をうまく観察した方法と言えますね♪
雨に関する言い伝え
ツバメが低く飛ぶと雨
ツバメは虫をエサとして食べています。雨が降りそうになると空気中の湿度が上がるために、エサとなる虫たちの羽に湿気が付いて重くなり、低いところを飛ぶようになります。
そのためエサを食べようとするツバメも低く飛ぶようになるというわけです♪
カエルが鳴くと雨
カエルは水辺の生き物ですよね?晴れが続くと基本的には水中にいる時間が長くなるわけです。
これが雨が近づき、湿度が上がってくると、カエルは地上でも苦しくなくなる(?)わけですね。水中では鳴き声はもちろん聞こえませんから、湿度が高くなったときに、元気に地上で鳴き始めるということです。
猫が顔を洗うと雨
雨が近づき湿度が上がってくると、顔に住むノミやダニの活動が活発になり、顔がかゆくなるんだそう。また、猫のひげはセンサーの役目も果たしているということなので、ひげに湿気が付いて重くなるのを嫌がるという説もあるようです。
動物は湿気に敏感なので、それに見合った行動をするということらしいですね!
そう考えると、昔ながらの言い伝えも非常に信憑性のあるものと考えることができますね?
天気にまつわる昔ながらの言い伝えはまだまだあります。
「アリが行列を作ると雨」、「山がかさをかぶると雨」、「霜が降りると晴れ」など実に様々です。先人たちの経験からくるものなのですが、これらにもやはる科学的根拠があるようで、実に興味深いですね♪
気になる方は、ぜひもっともっと調べてみてくださいね♪そしてちょっとした場で雑学を披露してみましょう!一目置かれる存在になれるかもしれませんよ♪