雑学

それって尊敬語?それとも謙譲語?正しい敬語の使い方!!

みなさん敬語はしっかりと使い分けていますか?ビジネスシーンにおいては、敬語の使い方一つで、その人の印象も決まってしまいます。

ここで正しい敬語の使い方を理解して、周囲の印象をアップさせていきましょう!

敬語の種類

○尊敬語

・相手に敬意を表すとき用いる

・相手の動作や状態に用いる

○謙譲語

・自分をへりくだって表現することで相手を立てる

・自分の動作や状態に用いる

○丁寧語

・語尾にです・ますをつけ丁寧に話す

・相手や自分の動作、状態に用いる

尊敬語の例文

尊敬語:何を召し上がりますか?
丁寧語:何を食べますか?

丁寧語:名前は何ですか?
尊敬語:お名前は何とおっしゃいますか?

尊敬語だと思っていても、実は尊敬語ではなかったという表現も多くあります。例えば「どちら様ですか?」というのは尊敬語にはあたりません。相手の名前を聞くときは「お名前を伺ってもよろしいでしょうか?」というような表現になりますので、勘違いした尊敬語は使わないようにしましょう。

謙譲語の例文

丁寧語:私の名前は○○です
謙譲語:○○と申します

丁寧語:あなたの会社に行きます
謙譲語:御社に伺います

謙譲語は自分の位を下げる表現をすることで、相手を立てる方法です。くれぐれも「私は仰いました」などとは使わないようにしましょう!

敬語の使い方

社内での使い方

自分より目上の人には使うようにしましょう。ただし、直属の上司など、比較的近い関係であれば、不要であると思います。相手が尊敬語を使わなくてもいいよ、というような雰囲気を察知して、適切な距離感をつかむようにしてください。

社外での使い方

社外の取引先など、相手に尊敬語を使うのは当然ですね。

ただしこのとき、気をつけなければならないのが、社外の人に対しては社内の人間に対して謙譲語を使うという点です。

簡単に言うと、自社の社長であっても謙譲語を用いるのが、社外の人へ対するマナーだということです。社内では考えられないことではありますが、社外の人に対しては、社長のことも呼び捨てにします。

自社の社長が佐藤社長だった場合、社外の人に対しては、「弊社の佐藤が・・・」という風に話します。呼び捨てするのがどうしても抵抗がある場合は、「弊社の社長が・・・」と言うのもマナー違反にはあたりません。

「社長が言っています」という表現も、社内であれば「社長が仰っています」と言うのが一般的ですが、社外に対しては「社長が申しております」と言う風に表現します。

尊敬語、謙譲語は、「誰を立てるか」という観点で使い分けるようになっていますので、社外>社内ということを忘れないようにしましょう。


尊敬語、謙譲語、丁寧語はしっかりと理解していないと、なかなか使い分けるのは難しいです。他にもよく使う言葉として、「了解しました」がありますがこれも謙譲語は「承知しました」となります。目上の人に対して「了解しました」は失礼な表現になりますので、注意しましょう!

つきつめると難しい敬語ですが、しっかりと理解して周囲の人たちに好印象を与えられるように心がけていきましょう!

それでは今回も最後までご覧いただきありがとうございました。

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