秋田と言えば竿灯祭りが有名ですね?今年はコロナの影響で各地で様々なお祭りが中止となってしまいましたが、そんな今だからこそどんな楽しいお祭りなのか再確認していきたいところですよね♪
イメージとして強いのは夜間に行われる竿灯ですが、それ以外に昼にもイベントをやっていたりと新しい発見もありました。ちょっと季節はずれですが、来年への期待も込めてご覧になっていただけると嬉しいです。
秋田で生まれ育ち49年目にして、初めて竿灯を見ました!
想像していた以上に感動的で、秋田の伝統文化を誇りに思いました!一体誰がこのお祭りを始めたんでしょうね?見れば見るほど奥深いお祭りです pic.twitter.com/XtuED3f2iK— 秋田の山本ですが (@shirataki1901) August 5, 2019
竿灯祭りとは
竿灯(かんとう)祭りとは、稲穂をモチーフとして竿にたくさんの提灯を飾った竿灯(竿燈)をおでこや肩、腰などに乗せて演舞し、その年の豊作を祈る祭りです。竿につける提灯は豊作の証である米俵を表しているのだそうです。
東北三大祭りは毎年盛大に行われていました
昨日投稿のねぶたの次は
秋田の竿灯祭りです沢山の提灯は稲穂を意味します
豊作を願うお祭りまつり
子供も大人も竿灯を肩に乗せたり、腰に乗せたりして上手に…倒れないように❗️竿灯の操り方を伝授された子供ちゃんの可愛かった事♥
来年はきっと🏮 pic.twitter.com/nCUWCp1o4Q
— ジャスミン (@mZ7rpEubdoCDOvB) July 19, 2020
ご存知の方も多いとは思いますが、実はこの竿灯祭り、仙台の七夕まつり、青森のねぶた祭りと並んで東北三大祭の一つとされているんですね。
竿灯祭りは毎年8月3日~6日の4日間にわたって行われています。曜日が関係ないので、休日にあたると観に行けるのですが、仕事の場合はたいてい観に行けないということになりますよね・・。それどころかお祭りで道が混むのでなかなか大変になりますよね(笑)
竿灯の大きさは?
竿灯には大きいものから小さいものまで下記のように様々な種類があります。
長さ | 重さ | 提灯の数 | |
大若(おおわか) | 12m | 50kg | 46個 |
中若(ちゅうわか) | 9m | 30kg | 46個 |
小若(しょうわか) | 7m | 15kg | 24個 |
幼若(ようわか) | 5m | 5kg | 24個 |
いろいろな種類があるので、大人だけでなく学生さんでも練習次第で竿灯を上げることができるんですね。大小さまざまな竿灯があり見ていて飽きません♪
昼竿灯と夜竿灯
竿灯というと夜に提灯が輝いている様子が印象的ですが、実は昼にも行われているようです!昼竿灯とはどんな竿灯なのかご覧ください!
昼竿灯
竿灯祭り昼の部では、竿灯妙技会を行っています。簡単に言えば大会ですね。半径6mの円の中で演技を行い、演技の忠実性や安定性などが審査の対象とされます。この大会では、個人の技量を競う個人戦だけでなく、団体戦や囃子方(はやしかた)という笛や太鼓の種目も行われています。各町内会に混じって、秋田大学や秋田県立大学などからの参加もあり大変賑わうようです。
夜竿灯
イメージとしては、暗い夜空に竿灯の提灯が明るく光る、それが竿灯という感じがします。秋田県民であればテレビのCMなんかでもお馴染みの光景ですよね?
夜竿灯はその名のとおり「竿灯大通り」で竿灯は開催されます。だいたい二丁目橋から山王十字路までの区間ですね。夜竿灯では200本を優に越える竿灯が夜空を赤く彩ります。竿灯の演技者は、ただ単純に竿灯をおでこや腰などに乗せているだけではなく、手には扇子や傘などを持った人もいます。その状態で肩から腰へ、腰からおでこへ、・・・さらには別な人へと竿灯を移動させていくのでとても見ごたえがあります。何と言っても、12mにも及ぶ巨大な竿灯ですからね。12メートルと言えばおおよそ4階建ての建物くらいの大きさです。迫力満点ですね♪
そうお思いの方もいらっしゃいますよね?でも安心してください。観覧席の上にはロープが設置されており、客席側には倒れてこないように配慮されていますよ!
御幣流し(ごへいながし)
竿灯は8月6日で終わると思っていませんか?まあ最初に8月3日~6日まで行われる・・・といいましたけどね(笑)
竿灯祭りの翌日の8月7日に竿灯に参加した町内会などが集まって御幣流しが行われるのだそうです。御幣(ごへい)とは神社などでよく見かける、
写真のような紙で作られた神道の祭祀などで使用されるものです。この御幣は竿灯の頂上の部分に取り付けられ、祭りの4日間で世の中の穢れや災厄を集めてくれるんだとか。これを翌日の朝に川に流すのだそうです。秋田市楢山の刈穂橋で行われるようなので興味のある方は観に行ってみてはいかがでしょうか?結構あっさり終わってしまうようですが、一度くらい見てみてもいいかもしれませんね。
お祭りはいくつになっても楽しいものです。夏は竿灯、冬はかまくら祭り・あめっこ市など、秋田にはいろいろなお祭りがあります。寒い日が続きますが、お祭りでも行って寒さに負けず頑張っていきましょう!