10月も折り返し、ハロウィーンもだんだんと近づいてきました。一昔前までは、ハロウィーンは日本にとってあまり馴染みのない行事でしたが、近年ではだいぶ浸透してきましたね?
大部分の方は仮装(コスプレ)を楽しんでいると思いますが、子供たちが「トリックオアトリート!」と言って各お宅をまわって歩くのも増えてきているようですね♪
そこで今回は、「トリックオアトリート」の意味や、意外と知らないその返事についてご紹介していきたいと思います。
それではご覧ください!!
trick or treat の意味
トリックオアトリート(Trick or Treat)、trichは直訳すると「いたずら」、treatは直訳すると「もてなす」になります。直訳すると「”いたずら”か”もてなす”か?」となりますね?つまりは「いたずらされたくなければお菓子をよこせ!」になるわけです。
実はこれ、本来は別な言い方があったのを知っていますか?
正式には「Treat me or I’ll trick you 」と言います。「私をもてなしなさい。さもなければ私はあなたにいたずらするでしょう」と訳せますね。
本来は後者だったのが、簡略化されて「trick or treat」になったということですね。そのまま略すと「Treat me or I’ll trick you 」ですから「treat or trick」になるはずですが、おそらく語呂的に「trick or treat」の方が言いやすいということもあり、そうなったのではないかと思われます。
みなさんも「treat or trick」と「trick or treat」を言葉にしてみてください。「trick or treat」の方がしっくりきませんか?まあ、慣れもあるかもしれませんが・・・。
トリックオアトリートの本来の意味
ではなぜ子供たちにお菓子をあげなければならないのでしょうか?
前回の記事でも紹介しましたが、ハロウィーンは先祖が霊界から帰ってくるお盆のような行事です。
このときご先祖様と一緒に悪霊も一緒についてきてしまいます。この悪霊を追い返す儀式として、子供たちに悪霊に仮装してもらい、1年間、主に農作物にいたずらをされるという災難を受けるか、お菓子を渡して事なきを得るかを選択しろと、そう言ってもらうわけです。ここでお菓子を渡すことで、悪霊に帰ってもらい、1年の安息を得るという意味合いがあるんです。
トリックオアトリートと言われたら・・?
もし突然子供たちがやってきて「trick or treat」と言われたら、なんて返したらいいか分かりますか?
お菓子をあげればいいという事は何となく分かっても、何て言って渡してあげればよいのか?「お菓子あげるよ」でも問題ないかもしれませんが、あまり馴染みがないと分かりませんよね?
でも実はこれ、一度は聞いたことがある言葉なんです。
スーパーやデパートのポスターにも書かれている言葉ですが、ずばり「Happy!Halloween!」でいいんです。「Happy Birthday」 や「Merry Christmas」と一緒で、おなじみの言葉として「Happy!Halloween!」があるようです。
突然子供たちが「trick or treat」とやってきたら、「Happy!Halloween!」と言ってお菓子を渡してあげましょう!
これで不意に子供たちがやってきても対応することができますね♪
お菓子はあげなくてもよい?
日本ではそんなことは滅多にないと思いますが、アメリカなどハロウィーンがもっと普及している地域では、「trick or treat」に対して、treatではなくtrickを選択する家庭もあるんだとか!
つまりお菓子をあげないから「いたずら」を選択するということですね。ただ単にいたずらを受けるのではなく、悪霊に扮した子供たちと積極的に戦って追い返してしまうのだそう。こちらも怖い仮装をしたり、大きなクラッカーのようなものを準備したりと、驚かせてしまうんですね。子供によってはトラウマになってしまう子もいるような気もしますが(笑)、ハロウィーンが普及している地域ならではの楽しみ方といえますね♪
日本でそれをやろうとした場合、子供が泣きじゃくって大変なことにもなりかねませんので、十分注意してくださいね(笑)
日本ではまだまだ仮装イベントとして普及しているハロウィーンですが、年々お菓子をもらいに来る子供も増えているそうで、いつご自宅に子供が尋ねてくることになるかもしれません。
そんなときしっかりとした対処法を見に付けておいて、戸惑わないようにしたいものです。子供も大人も楽しめる国民的イベントとして楽しみたいですね♪
ハロウィーンでおなじみの「ジャックオーランタン」の記事はこちらから!