生活全般

気温40℃で人間は生きていける?体温より高いけど大丈夫なの?

今年の夏は特に暑く、場所によっては気温40℃を超える日が多くありますね?

気温が35℃を超えると「猛暑日」と呼ばれ、本当に暑くて暑くて仕方ありません。

ですが、35℃のお風呂を考えてみると、

女性
女性
寒くて入れない!

 

と思いませんか?

一体どうして同じ35℃でも気温と水温で感じ方が違うのか、調べてみましたのでご覧ください!

快適な温度は28℃?

まず分かりやすい例として過ごしやすい気温について考えてみたいと思います。

「エアコンの温度は28度に設定しよう!」

よく聞く言葉ですよね?

中には28℃は暑い!と言われる暑がりの方もいらっしゃいますが、冷え性の方もいらっしゃいますので、多くの方が快適に過ごせる温度が28℃前後だと言えると思います。

ですが28℃のお風呂やプールに入るとほぼ全員が冷たいと感じます。

こういった現象がなぜ生じるのでしょうか?

これは「比熱」という性質のためなんです!

比熱というのは1グラムの物質を1℃上昇させるために必要なエネルギーのことです。

水を1とした時、空気の比熱は0.24。

つまり体の周りに水があるほうが、体からエネルギー(体温)を奪われやすいため、より冷たいと感じてしまう、というわけなんです!

28度の室内では比熱が小さいため体温が奪われにくいのですが、比熱の大きい水中ではすぐに体温が奪われるため冷たく感じてしまう、というわけなんです!

従って、気温28℃は快適に感じても、水温28℃は冷たく感じてしまう、ということになります。

気温40℃を超えるとどうなる?

では体温より高い気温の中で過ごしているとどうなるのでしょうか?

結論から言うと、体温より気温が上がっても生きていけないということはありません。

なぜなら、人間は暑くなると汗をかくようにできているからなんです。

汗をかくと、汗が蒸発する時に「気化熱」が発生します。気化熱というのは汗を蒸発させるために必要な熱エネルギーで、水分を蒸発させる時に周りから熱を奪います。

これにより体温を下げることができるんです。

昔はよく「打ち水」といって庭に水をまく習慣がありました。これは水を撒くことで、水が蒸発する時に気化熱が奪われ周囲の気温を下げる効果があったからなんですね。

地球上最も暑い場所は?

地球上で人間が暮らしている最も暑い年に「メッカ」というところがあります。

ここはサウジアラビアにある都市で、イスラム教の聖地としても有名です。

このメッカは年間平均気温がおおよそ30℃、最高気温は50℃をこえることもあるのだとか。

こんな過酷な土地でも生活している人たちがいると考えると、とりあえず気温が体温を超えたからと言って、生きていけなくなる、なんてことはないようです。

まとめ

水温と室温の違い、体温より高い気温でも人間は生きていけるかについてまとめてみました。

比熱や気化熱といった現象により、人間は暑い地域でも生きていけることがわかりましたね?

暑い夏が続きますが、涼しく過ごせる方法を見つけて快適に過ごしていきたいものです♪

 

by カエレバ

 

 

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