今回はお茶の定番「緑茶」についてまとめてみました。緑茶は、私たち日本人にとって、最も親しみが深いと言っても過言ではないのではないでしょうか?
そんな緑茶についても、メリット・デメリットがありますので、健康に良い飲み方を心がけたいですね。
それではご覧ください。
目次
緑茶を飲むメリット
発ガン作用抑制
カテキンの抗酸化作用、つまり活性酸素を除去する作用が、がん細胞の突然変異を抑制することに寄与していると考えられています。現在、日本だけでなく世界各国で緑茶によるがんの抑制効果について研究が進められています。特に、女性では胃がんに、男性では前立腺がんに効果が認められているようです。もちろんその他のがんにも効果はあるようですので、がん家系の方は特に、定期的に飲むようにすると良いかもしれません。
食中毒の予防
梅雨や夏場など、これからの季節、食中毒が気になりますよね。緑茶に含まれる茶カテキンには食中毒の菌を殺菌する効果があるんです。サルモネラ菌や黄色ブドウ球菌、O-157まで、様々な菌に効果を発揮することが知られています。殺菌効果だけでなく、細菌などが出す毒素を中和する解毒効果があることも分かっています。これからの季節には、食事時に一杯の緑茶を飲むことをオススメします。
ダイエット効果
緑茶に含まれるタンニンには脂肪を分解する働きがあります。冷たい緑茶よりも温かい緑茶の方が、新陳代謝も上がりさらに効果的とのことです。緑茶はノンカロリーですので、ダイエット中にはとても助かる飲み物ですね。また、カテキンやカフェインにも、脂肪を燃焼しやすくする効果と、脂質を体外に排出する効果もあります。
口臭予防
カテキンには抗菌作用があり、口内の雑菌の増殖を抑制するため、口臭を抑える効果があります。お茶の中でカテキンを一番多く含むのは緑茶といわれており、口臭予防に高い効果が期待できます。緑茶の殺菌効果は、うがい薬にも匹敵するとも言われているくらいです。
アトピー・花粉症に効果的
アレルギーを抑える物質に抗ヒスタミン剤というものがあります。緑茶にはヒスタミンの生成を抑える効果があるため、アトピー等の症状を緩和する効果があります。
高ビタミン・高ミネラル
カテキンやカフェイン、テアニンのほかにも、多くのビタミン類、カルシウム、カリウム等のミネラル分も含んでいます。
緑茶を飲むデメリット
緑茶は適度に飲む分にはとてもよい作用をもたらしますが、過剰に摂取し過ぎると体調不良を招く原因にもなります。過剰摂取した場合のデメリットを紹介します。
あくまでも「過剰摂取」した場合ですので、日常的に適量を飲んでいただく場合には問題ありませんのでご安心を。
貧血を起こす
緑茶にはタンニンが含まれますが、タンニンは体内の鉄分と結合する性質があります。過剰摂取により、鉄不足となり貧血を起こしてしまいます。
宵越し緑茶
夜緑茶を入れ、翌朝のむことを「宵越し緑茶」と言います。茶葉にはたんぱく質が含まれていますが、一晩放置することで雑菌が繁殖し、お腹をくだす原因になり得ます。また、タンニンが酸化することで、下痢などの症状を引き起こすこともありますので、古い緑茶は飲まないようにしてください。
結石の原因となる
緑茶にはシュウ酸が多く含まれます。シュウ酸を多く含む食品は、結石を引き起こす原因にもなりますので、飲みすぎには注意してください。
まとめ
緑茶の効果についてまとめてみました。
様々なお茶の効果についてまとめておりますが、個人的には緑茶の健康効果がとても魅力的に感じています。ただ、やはりカフェインを含むため、利尿効果で夜起きてしまうことを考えると、夜飲むには向かないかなと感じます。
ただ、朝・昼であればかなり健康効果の高いお茶だと思いますので、定期的に飲むよう心がけたいと思います。
みなさんも緑茶でより健康的に過ごしていきましょう。