用語解説

PDCAサイクルとは?誰でも分かるマネジメントシステム!!

今回も前回に引き続き、私が受ける資格の公害防止管理者対策として、環境マネジメントシステムのPDCAサイクルについてご紹介したいと思います。

試験対策としてだけでなく、会社でのPDCAサイクルの運用にも役立ててもらえると幸いです。それではご覧ください!

PDCAサイクルって何?

まず、PDCAがどういったものなのかですが、以下の4つの意味があります。しっかりと理解していきましょう!

P:Plan

Plan(プラン)とはその名の通り、プラン(計画、目標)を立てることです。目的を実現するために、必要な行動や人員、設備、道具などを決定します。従来の実績や、具体的な将来の予測により計画を作成していきます。

D:Do

上記の計画に基づき、行動に移すことです。Do=行うということですね!

C:Check

Doで行った内容とPlanで立てた計画が乖離していないかを確認(check=チェック)することです。PlanとDoが一致していれば問題ありませんが、乖離がある場合はその原因を抽出し解析していきます。

A:Act

Actも意味合いとしては、行為ということですが、ここでは改善するや標準化するという意味になります。Checkで確認した内容を標準化し、人為的ミスを発生しづらくして誰が行っても正しく実現できるようにすることです。

マネジメントシステムとは?

マネジメントシステムは、品質や環境だけでなく食品の安全性、個人情報の保護、労働衛生や情報セキュリティなど様々な分野で活用されています。しかし、その様々な分野でそれぞれのマネジメントシステムがあるわけではなく、マネジメントシステムの原理は一つとなっており、それぞれの分野ごとに臨機応変に活用していこうという具合になっています。

よって、各事業分野において整合性を確保できるように、各分野で「共通する要素」を定めた規格として2012年5月にマネジメント規格(MSS:Managemet System Standard)が定められています。すべてのマネジメントシステムは、この規格に従って実施されることが求められています。

マネジメントシステムの特徴

マネジメントシステムは常に評価や見直しを行うことが必要になります。一度作成したからそれでよい!というわけではないんですね。

よって上記したPDCAのサイクルを実施し続ける必要があるんです。PDCAを実施し続けることをPDCAサイクルと言います。現状に満足することなく、このPDCAサイクルをまわし続けることが大きな特徴と言えます。

また、理想的な組織活動とは、期待される成果を得るために必要な体制を確立することになります。この体制を確立するために必要になる物がマネジメントシステムということですね。

ちょっと抽象的な内容となりましたが、その企業ごとに最適なマネジメントシステムは異なるため、その企業ごとのマネジメントシステムを確立する必要があると言うことですね?

しっかりと、P(Plan)、D(Do)、C(Check)、A(Act)サイクルをまわして、企業活動を効率的なものとしていきましょう!

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