安産祈願と言えば「戌の日(いぬのひ)」や「腹帯はらおび)」など連想する人も多いかと思いますが、そもそもどうして戌の日に安産祈願をするのでしょうか?
安産祈願に先駆け、戌の日に行う理由やその由来など調べてみました!これから安産祈願に行こうかな?と考えている方は是非ご覧ください!!
戌の日とは?
日本には12の干支があり12年に1度、各干支がまわってきますよね?実は年単位だけでなく、1日単位でも干支が回ってくるということをご存知だったでしょうか?
12年に一度干支が回ってくるように、12日に1度干支が回ってくるんです。なので、戌の日も12日に1度訪れます。そのときに「戌の日の安産祈願」を行うわけですね♪
どうして戌の日なのか?
どうして安座案祈願は戌の日なのでしょうか?
実は犬が安産であることからその由来が来ていたんです。
犬は1回の出産でおおよそ6,7匹産むといわれています。
これは犬のサイズにもよりますが大きな犬の方が、たくさん育てることができますので、兄弟の数は多くなりがちなんだそうです!
ちなみにギネスに認定されている記録では、1回の出産での最高記録はナポリタンマスティフという犬種の24匹だそうですよ♪さすがに帝王切開だったようですが(笑)
各干支の出産数
安産は戌の日とは言いますが、十二支で言うと犬が安産なのかその出産数から調べてみました!
・子(ねずみ)
「ネズミ算式に増える」なんてよく言いますよね?繁殖力の高いイメージのあるネズミですが、1回の出産で産む子供の数は6~8匹程度。犬と差はないようです。繁殖力が高いと言われている原因は1ヶ月程度でまた子供を産めるようになることのようです。しかも繁殖期などもなく、年中無休で子供を産むようです。
・丑(うし)
牛の出産数は1,2匹です。身体も大きいので妥当な数字と言えるでしょう!
・寅(とら)
虎の出産数は2,3匹のよう。虎も大きい動物ですからね?多い場合は5,6匹産むようですが。
・卯(う:うさぎ)
うさぎも1回の出産で産むのは6~8匹程度のようです。犬と同程度ですね!
・辰(たつ:りゅう)
龍は空想上の動物なのでなんとも言えませんが、あの大きさなので卵1つせいぜい2つではないでしょうか?イメージとしてはナメック星人ですね(笑)
・巳(み:へび)
へびは10個前後の卵を産むようです。マムシなどは卵胎生と言われ、胎内で卵を孵化させる性質があります。
・午(うま)
馬はだいたいが1頭の出産です。人間同様稀に双子も出産するようです。
・未(ひつじ)
通常は1,2匹。多くても3匹のようです。動物の出産は大きくなるにつれて少なくなっていくのが分かりますね?
・申(さる)
猿は一度の出産でほとんどが1匹の出産です。稀に双子が産まれるようで、だいたい人間と同じですね?
・酉(とり:にわとり)
一日1個の卵を産みます。1回でみると少ないですが、1年を通して見ると多いですよね?
・戌(いぬ)
犬は6,7匹ですね!
・亥(い:いのしし)
1回の出産で6~12匹産むようです。干支の中では1回の出産数は一番ですね♪
単純に数だけで言うと犬よりもイノシシの方が多く、安産のイメージがありますが、安産の象徴には犬がなっている。
これは番犬など身近な存在として犬が私たちのすぐ近くに存在していたことも関係しているのではないでしょうか?
安産祈願ですることは?
では実際安産祈願では何を行うのでしょうか?
大きくは以下の2つです。
①安産祈願の参拝
安産祈願のお払いと祈祷をしてもらえます。
②腹帯を巻く
そのお祓い、祈祷してもらった腹帯を実際に巻きます。
ただ神社によっては腹帯を巻くところもあれば、渡すだけのところもあるようなので事前に調べておきたいところですね?初めての場合は、腹帯の巻き方なんてわからない!と言う方も多いと思います。神社によっては教えてくれるところもあるようですが、こちらも撒き方を事前に調べておいた方が良いでしょう!
さらに神社によっては、腹帯を持ち込み禁止のところ、販売していないところ、など様々あるようなのでこちらも要確認です!
また、料金はだいたい数千円のところが多いようです。服装なども普段着でもいいようですうが、カジュアルすぎる服装は避けた方がよいでしょう!
腹帯の意味は?
安産祈願ではなぜ腹帯を使用するのでしょうか?
腹帯には大きくなったお腹を支える役目と、保温の役目の2つの効果があります。
大きくなったお腹を支えるのにはかなりの負担を要します。さらに冷えは妊婦の大敵ですよね?
そんな負担から腹帯はまもってくれるんでね♪
まとめ
戌の日の安産祈願についてまとめてみました!
妊婦を守ってくれる腹帯、安産の象徴である犬など、安産祈願にはしっかりとした理由があるんですね?
安産祈願なんて迷信だ!なんて言う人もいるかもしれませんが、安産祈願をすることで安心を得ることができるといった側面もあると思います。「病は気から」なんていう言葉もあるくらいですから、戌の日の安産祈願をして少しでも安心できたらありがたいことですよね?
これから出産を控えている方は是非戌の日の安産祈願に行ってみてはいかがでしょうか?