最近、ヴィッセル神戸に所属するイニエスタさんのSNSで話題となっているブラックフェイス騒動ですが、イニエスタさんからはスペインやオランダではお馴染みのものだと説明があったようですね。これは「ブラックピート」と呼ばれるものだそうです。
— Andrés Iniesta (@andresiniesta8) 2019年1月6日
後ろにいるお二人が黒塗りの顔をしていますね。
日本では馴染みのない「ブラックピート」ですが、一体どんな行事なのか調べてみました。ご覧ください!
ブラックピートとは?
ブラックピートとは、クリスマスでお馴染みのサンタクロースの従者のことなんだそうです。
ブラックピートは、顔を黒く塗り、派手な衣装を着て、アフロヘア、真っ赤な口紅という目立った風貌をしています。では一体どういう役割があるのかと言うと、子供たちにプレゼントを配るために煙突を出入りするのがこの「ブラックピート」とういことなんですね。
てっきりサンタクロースその人が煙突を昇り降りしているのかと思ったら、実はこのブラックピートが煙突を出入りしていたんです!ブラックピートの黒塗りの顔は、煙突を通る時に”すす”が顔に付いてしまうからです。
子供たちの笑顔の為に顔に付いてしまう”すす”を見て、黒人差別だという風潮にはちょっと疑問を感じてしまいますよね?みなさんはどう思われますか?
実は本場オランダでも批判の声が上がっていた?
実はこのブラックピートは数年前からオランダでも一部の人たちから人種差別じゃないかと言う声が上がっていたようなんです。
顔を黒くするだけで人種差別という意見は個人的には全く理解できません。例えばハロウィーンなどで、好きなアニメのキャラクターのコスプレをする人も多いと思います。なんでもかんでも人種差別だという人たちって、そういったコスプレを楽しむ人たちに対しても、アニメキャラへの冒涜だ!と声を荒げるのでしょうか?ちょっと嫌な風潮ですよね?
たしかに、すすで汚れたならどうして均一に黒く汚れるのか?おかしな点はあるかもしれません。でも顔を黒く塗る イコール 人種差別は言い過ぎではないかと思います。
しかし、批判の声が上がっているのは事実なので、ブラックピートの特集をするテレビ局では顔を黒く塗るのではなく、実際にすすを付けるといった対応をしているのだそうです。
おそらく、今回のブラックフェイス騒動でも、背景ではこういったオランダの人たちが絡んでいるのかもしれませんね?
イニエスタの謝罪内容
今回の騒動でイニエスタさんは正式に釈明と謝罪をしたそうです。
1月6日はキリスト教においては公現祭(こうげんさい)と呼ばれ、キリストが顕現する日なんだとか。ツイッターでも東方の三賢人が訪ねてきたとコメントされているように、特別な日だったわけです。
イニエスタは「そんな特別な日に世界中の子供たちに夢を与えたかっただけだと。この写真で誰かに嫌な重いをさせたかったわけではないので、怒りを覚えた人たちには謝罪します。」
といった旨のコメントをしているようです。
日本でも花火大会や盆踊りなどのお祭り、除夜の鐘までを騒音だと騒ぎ立てる風潮になりつつあるので、古きよき文化を貶めるような行為はやめて欲しいと切に思います。
もちろん時代の流れに順応していくことも大事ですが、なんでもかんでも自分の意見ばかり主張するのも困り者です。
個人的にはイニエスタさんは謝罪する必要は全くないと思うので、これからも是非活躍してもらいたいところです!