環境問題

地球温暖化ってどういうこと?どういう影響があるの?

近年世間では、温暖化の影響で・・、という言葉をよく聞くようになりましたね?実際に、7月から9月にかけての夏日や真夏日、猛暑日となる日が数十年前に比べると、格段に増加していたり、冬に降る雪の量が少なくなっているように感じる今日この頃です。

あ、ちなみに夏日などの定義は次の通りです。

夏日:その日の最高気温が25℃以上の日

真夏日:その日の最高気温が30℃以上の日

猛暑日:その日の最高気温が35℃以上の日

気象台の記録などを見ても、夏日以上の日数は2010年以降の方が多い傾向にあることが分かります。そんな確実に進行している温暖化についてまとめてみましたのでご覧ください!

https://xxxgremlinxxx.work/trivia_environment/

地球温暖化とは

地球表面の大気や海洋の平均温度が長期的に上昇する現象を地球温暖化と呼びます。統計上では、1906年から2005年までの100年間で地球の平均気温は0.74℃上昇したと言われています。

読者さん
読者さん
えっ!?たったの0.74℃??

そう思われる方も多いことでしょう。夏の気温が30℃から31℃に、たった1℃上がったとしても体感でそこまで大きな変化を感じることはできないでしょう。

ですが気温がたった0.74℃上がるだけで、地球レベルで見ると大きな変化が起こっているんです!その辺も詳しく見ていきましょう。

温暖化の影響

海面上昇

地球が暖かくなると、地上及び海上の雪や氷が融けて海に流れ出します。これにより海面水位が上昇するわけですね。厳密には北極に浮かぶ海氷のうち、すでに海に浸かっている部分が融けても水位には影響しませんので、あくまでも海面より上に出てる部分が融けた場合やさらに沈んだ場合と覚えておいてください。

1901年から2010年の約100年の間で、海域の水位は19cm上昇したと言われています。約20cm、これが多いのか少ないのかピンと来ない人もいるかもしれませんね。ではもしこのまま温暖化が進んだ場合どうなるかというと、なんと、21世紀中に水面は最大で82cm上昇するという予測が出ているんです!

82cmですよ!既に19cm上昇していることを加味すると、1mも海面が上昇することになります。1mも海面水位が上昇すると日本では9割にも及ぶ砂浜がなくなるといわれています。海に面した標高の低い地域では水没してしまうところも出てくるでしょう。

またフィジー諸島共和国などの小さな島がたくさんあるような地域では、既に現在、住宅に海水が浸水してくるといった事態が深刻化しているのだそうです。また、海面の上昇で水没してしまう地域が出てくるだけでなく、津波や高潮による被害が大きくなることも予想されます。

食料不足

温暖化の影響で、近年ではゲリラ豪雨が多発していますね。温暖化になるとこのように、ある場所では雨がたくさん降ったり、逆にある場所では降らなくなったりろいうことが起こり得ます。様々な要因が絡み合って今までの常識では予測不能な事態が起こってしまうわけです。

これにより、農業や漁業は深刻な影響を受けます。天候が不安定になれば、日照不足や気温の寒暖の変化により安定した食料の確保が難しくなります。また気温の変化により、今まで育てることができた作物がその場所では育てられなくなるといったリスクも考えられます。魚などの水生生物も、水温上昇により今までの水域では生活できなくなり、移動を余儀なくされ新しい海域で産卵や繁殖がうまくいかない、といった事態が起こり最悪の場合絶滅してしまう、なんていうことにもなりかねません。

水資源の不足

上記の通り、温暖化によって世界中の気候が変動することが予想されます。このことから降水量の増える地域、減る地域が二極化する可能性も出てくることになります。仮に年間の降水量が変わらなかったとしても、雨季に集中して雨が降るような地域ではしっかりとダムなどにより水を確保できなければ通年を通しての安定的な水の確保は難しくなります。1年間分の水を貯めるダムは相当の大きさが必要で現実的ではありませんので、かなりの確率で水不足に悩まされる地域が出てくることになると言われています。

また、降水量が増える地域は水不足に陥らないかと言うとそうではありません。降水量の増える地域は、逆に洪水などの水害が発生しやすくなります。住宅に水が浸水したり、農作物をダメにしたりと様々なリスクが考えられます。

感染症の拡大

感染症というとマラリアが有名ですね。これは主にアフリカで問題になっている感染症の一つです。蚊がウイルスを運ぶ媒体となって人に感染していくというものですね。

温暖化が進行していくと、蚊やねずみといった感染症ウィルスを人へ感染させる媒体の数が増えることになります。また、ウィルスを持つ渡り鳥の飛来箇所が変わることで、日本にも有害なウィルスが侵入してくることも考えられます。こういった条件が重なることで、日本国内でも重大な感染症が拡大する可能性が考えられます。

生態系への影響

まず温暖化により植物の生息分布が変わります。日本にはブナの木が多く生息していますが、ブナの90%が消失するのだそうです。それに代わりもっと温暖な気候に適した森林が形成していくことになります。場合によっては外来種が入ってくる可能性も高いと言えます。近年ではヒアリなど有害生物の上陸のニュースも記憶に新しいですね。森林などの植生が変わることで、それに合わせ昆虫や動物も多種多様に変化していくでしょう。今まで日本にいなかった外来種がやってきて、在来種と取って代わるということも起きてていくかもしれませんね。

温暖化の影響についてまとめてみました。今回ご紹介したのはほんの一握りで、実際はまだまだ書ききれないほどの影響があります。温暖化について正しく理解し、これ以上進行しないように日々の生活を振り返っていきたいものですね。

地球温暖化の原因その対策についての記事はこちらから!

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です