前回に引き続き、便秘の種類についてまとめていきたいと思います!
前回の弛緩性便秘に続き、今回は食事性便秘の改善方法について調べていきたいと思います。
よろしければご覧ください!
食事性便秘の特徴・症状
水分と食物繊維の不足し、便が硬くなったり、少なくなったりするために起こる便秘です。
硬くなった便は大腸で移動しづらくなるため便秘の原因となります。
また食物繊維が不足すると便の量が少なくなり、大腸が便を排出しようとする”顫動運動(せんどううんどう)”が起こりにくくなります。
当然ですが、偏った食生活、朝食を抜く、食べる量が極端に少ない、といった人がなりやすい便秘といえます。
食事性便秘の原因
簡単に言えば水分と食物繊維の不足が原因です。
食物繊維にも水に溶けやすい水溶性のものと、水に溶けにくい不溶性の食物繊維があるので注意が必要です。
①水分、水溶性食物繊維の不足
水分、水溶性食物繊維の不足により便が硬くなります。便が硬すぎると腸の中で詰まりやすくなるので、便秘の原因となります。
便をやわらかくするために水分だけ摂ればいいや、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、それではいけません。
便に水分をキープする意味でも水溶性食物繊維が必須となります。
水溶性食物繊維が多い食品としては、海藻、くだもの、いも類、豆類、野菜等が挙げられます。具体的には、エシャロット、ごぼう、納豆、アボガド、おくら、人参、さつまいも、芽キャベツ、などです。
②不溶性食物繊維の不足
不溶性の食物繊維の摂取量が少なくなると、便の量が少なくなります。
便の量が少なくなれば詰まりづらくなっていいじゃん♪、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、全くの逆です、便の量が少なくなると便秘になりやすくなるため注意が必要です。
何故かというと、便量の減少により、大腸の蠕動運動が少なくなるためです。
蠕動が少なくなると、便が大腸内を移動する距離が短くなるので、結果的に便秘になりやすくなります。
よって不溶性の食物繊維を摂取することがとても重要になってきます。
そんな不溶性食物繊維が含まれる食品は、穀類、豆類、イモ類、きのこ、野菜、に多く含まれます。
具体的には、きくらげ、しいたけ、かんぴょう、おから、あずき、栗、いんげん、大豆、もろへいや、納豆、などです。
水溶性食物繊維と重複する食品も多いので、重複するものをうまく摂取すると効率的になります。
野菜、いも、豆などバランスよく摂るよう心がけるようにしてください。
食事性便秘の解消方法
上の記事でも紹介しましたが、水溶性・不溶性食物繊維の多い食事を心がけることが改善のための近道となります。
一人暮らしの男性には少し難しいかもしれませんが、他の種類の便秘に比べれば、改善しやすい便秘になるかと思います。
ただ一つ注意しなければならないのが、便秘の種類によっては、食物繊維を摂ることによって逆に便秘になりやすくなるパターンもあります。
ですので、自分の便秘の種類を正しく理解することが、大変重要になります。
そんな他の便秘の種類については、引き続き次回もご紹介していきたいと思います。
便秘に悩んでいる方は一緒に勉強していきましょう♪