皆さんは毎日料理していますか?私も妻と一緒に毎日なんとか自炊生活をしております。
学生時代に一人暮らしをしていたおかげで、料理はそれなりにできるつもりではありますが、その後の片付けが苦手で・・・。一人の時は2日分くらいためるのはよくあることで、シンクの掃除なんて数ヶ月に1回くらいしかしていませんでした(汚!)
そんな私も、しっかりとした妻のおかげでシンクの掃除がだんだんとできるようになってきています(やらされてる?)。
そこで今回は、私でもできる簡単でかつシンクを清潔に保つことができる掃除の方法についてご紹介したいと思います。ぜひ最後までご覧ください!
汚れの種類
掃除をする前に、まずはシンクが汚れる原因が何なのかについて覚えておきましょう。こすれば大体落とすことができますが、頑固な汚れを落とすときに対策を立てやすくなりますよ。
何より汚れを付着させないようなシンクの使い方もできるようになるので、しっかりと理解していきましょう!
水アカ
シンクを使っていると白い汚れが目立ってきませんか?この正体が「水アカ」なんです!水アカの成分は水道水や食品に含まれるミネラルです。「ミネラル」ってよく聞く言葉ですが、具体的に何なのかと言うと、カルシウムやマグネシウムのことです。
透明な水道水が白い水アカの原因になるなんて!と思っている方もいることでしょう。でも、「ミネラルウォーター」と言うくらいですから、水には微量のカルシウムやマグネシウムが含まれているんですね。
水道水がシンクに溜まる、蒸発するの過程を繰り返すことで、白い水アカが少しずつ発生してしまう、と言うサイクルになります。
石鹸カス
お風呂場と同様にシンクでも汚れが残りやすいのがこの「石鹸カス」です。食器を洗った後に、泡をそのままシンクに残しておくと、乾いたものが石鹸カスとして析出してしまいます。
石鹸カスが水アカと混ざってしまい、さらに強固な汚れとなってしまうパターンもよくあることなので、できるだけ洗剤や石鹸のカスは流すようにしたいところです。
カビ・雑菌
排水溝に溜まりやすい、赤や黒のヌメヌメとしたグロテスクな汚れ。皆さんご存知のカビですね。食品の油分などを栄養源としてカビや雑菌が繁殖していきます。放置しておくと、排水溝の詰まりや悪臭の発生源となってしまいますので、早急に対処していきたい汚れです。
菌の繁殖の原因となる食べかすや水分は、排水溝の中や三角コーナー、スポンジ置き場などに溜まりやすいです。そういった場所を重点的に掃除していきましょう。
掃除の方法
水アカ
水アカはアルカリ性の性質を持っています。化学に詳しい方ならピンと来るかもしれませんが、そう!酸の力で落とせばいいんです!アルカリに対して反対の性質をもつ酸で中和してやるんですね。
とは言っても、シンクにトイレ用のような酸性洗剤を使ってしまうと、シンクを傷めてしまうことにもつながります。そこで、食用の酢や、柑橘類に皮などでこすると結構簡単に汚れを落とすことができます。酢や皮で簡単にこすり、30分~1時間程度放置し、柔らかくなったところで再度こするようにします。
長い間放置して、ゴリゴリに硬くなってしまったような水垢の場合、こすって落とそうとするとその硬くなった水アカがシンクをこすり傷がついてしまうこともあります。初期の水アカであれば、こすれば簡単に落とすことができますが、時間の経った水アカは酸の力で落とすようにしましょう!
石鹸カス
水アカがアルカリ性なのに対し、石鹸カスは酸性の性質を持っています。
水アカと石鹸カスが混ざって汚れがつきやすくなると先ほど言いましたが、勘が鋭い人はお気づきでしょう!そう、アルカリ性の水アカと酸性の石鹸カスが混ざって、汚れとして蓄積してしまうのです。
「アルカリ性と酸性で中和するから溶けるんじゃないの?」そう思われるかもしれませんね。
アルカリ性の「OH-」と酸性の「H+」は中和してH2O(水)になりますが、そのほかの成分のマグネシウム(Mg+)や塩素(Cl-)などは反応して塩化マグネシウム(MgCl2)といった塩(えん)を生成してしまうんです。
なんとなく思い出してきた方もいらっしゃるでしょうか?
詳しくは高校の頃の教科書を見て欲しいですが(笑)、つまりは石鹸カスと水アカが混ざった汚れもあるということなんです。その二つが混ざった汚れの場合、大抵は石鹸カスの汚れの割合、つまり酸性の割合が高くなっています。なので、水アカの場合とは逆にアルカリ系のもので掃除をしていきます。
代表的なものとしては、「重曹」があります。
我が家でも料理に重曹を使うことはほとんどありませんが、掃除用具として常備しています。こちらも汚れに重曹をふりかけ、もしくは溶かしたものをかけて30分~1時間程度放置します。その後、スポンジなどでこすれば簡単に汚れを落とすことができるんです。
これも水アカと同様ですが、汚れのつき始めの段階では少しこするだけでキレイにすることができます。なるべく定期的に汚れを掃除することをオススメします!
カビ・雑菌
カビ系の汚れには「塩素系の漂白剤」を使用するのがベストです。お風呂でも防カビ用の洗剤を使用しますよね?あれと一緒です。
汚れの部分に塩素系漂白剤をかけて2,30分程度放置します。その後、掃除用のスポンジやキッチンペーパーなどできれいにふき取ります。
一つ注意するポイントとしては、シンクの部分であれば30分程度放置しても問題ないと思いますが、排水溝の上のゴムの部分など、薬品に弱いようなところではすぐ洗い流すようにするなどした方が良いところもあります。洗う箇所に応じて時間を調節するようにしてください。
また、掃除した後にアルコール除菌をしておくと、菌類の繁殖を抑えることもできますよ♪
その他にも、塩素系漂白剤ではなく、水アカや石鹸カスで紹介した「お酢」や「重曹」でもカビ汚れを落とすこともできます。ご自分に合った方法をいろいろと試してみてくださいね!
キッチンのシンクの掃除方法についてご紹介しました。それぞれの汚れに適した掃除方法があるということがお分かりになられたかと思います。ですが、基本は汚れたらすぐに掃除するのが一番簡単な方法なんです(一番面倒かもしれませんが・・・)
なんにしろ、自分のライフスタイルにあった掃除の方法を見つけるのが一番ですので、その一助となれば幸いです。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。それでは!