みなさん「彼岸」ってしっかりと行っていますか?
お盆に墓参りはしても、お彼岸には何もしない・・・、と言う人も多いのではないでしょうか?実は私もその一人です(笑)実家ではおはぎなどお供えしていましたが、親元を離れるとそういった習慣もなくなっていきますよね?
そこで今回は、意外と知らない「お彼岸」について調べてみました。
それではご覧ください!!
お彼岸の時期
まず、今年のお彼岸の日にちは、3月18日~3月24日、9月20日~9月26日の計14日間になります。
これは私、知りませんでした(汗)
彼岸と言うと、秋のイメージが強かったのですが、春にもあったんですね(常識?)彼岸花が秋の花ですので、「お彼岸というと秋」というイメージがあったのかなと思います(思いたい)。
2018年の日程で言うと、3月21日が春分の日、9月23日が秋分の日になります。その前後3日間が彼岸に当たるということですね。
お彼岸にはすることは?
基本的にはお墓参りをするのが一般的だそうです。
私の実家ではお彼岸には、仏壇におはぎやお花をお供えしていましたが、お墓参りまではしていませんでした。8月のお盆にお墓参りをしていましたから、2ヶ月連続で・・・とまではいかなかったのでしょう。
信心深い家庭ではお墓参りするのだと思います。ただ、周りの知り合いに聞いてみると、墓参りをしているという人はおらず、お墓参りまではあまり一般的な行事ではないのかもしれませんね。
お墓参りをいている方は素晴らしいと思います(笑)
彼岸の意味は?
まず「彼岸」とは、仏教で言うところの「悟りを開いた世界」のことを言います。逆に、今私たちがいる世界、すなわち欲望や煩悩に満ちた世界を「此岸(しがん)」と言うそうです。
「此の面彼の面(このもかのも)」という言葉もありますが、「此の面(こちら側)」、「彼の面(あちらがわ)」のように近い方(此:現実)、遠い方(彼:理想)と言った意味合いがあるのでしょうね。
そんな彼岸の中日である春分の日と、秋分の日には、昼と夜の時間が同じになる、すなわち太陽が真東から昇り、真西に沈む日となり、此岸と彼岸が最も近くなる日だと考えられてきました。
昔の人たちにとっては霊界が近づく日と考えられ、先祖を供養する日となったようです。
彼岸花と彼岸の関係は?
彼岸というと彼岸花が思い浮かびませんか?
そんな彼岸花と彼岸の関係について調べてみました!そこには驚愕の事実が!!(笑)
結論から言うと、彼岸花と彼岸はあまり関係がないようです(汗)
別名を「曼珠沙華(まんじゅしゃげ」、古代インドのサンスクリット語で「赤い」と言う意味であり、仏教に近しい花かと思いきやそうでもないようで・・・。
単純に彼岸の時期に咲く花なので、彼岸花と呼ばれているのだということです。
ただ、彼岸花には毒があり、ちょっと不吉なイメージが持たれているようです。それと、花の形も独特で奇妙に見えなくもないですね。
彼岸花の効果
彼岸花は水田の脇に植えられることが多いということです。これは、彼岸花の持つ毒が、モグラやネズミなどの小動物が稲に近づくのを防いでくれるからだそうです。
他にも、土葬した場所に植えられることも多かったそうです。現代日本では火葬が一般的ですが、昔は土葬が行われていました。体が腐ってしまうことから、害獣に死体を掘り起こされてしまうこともしばしばあったようです。そこで、毒をもつ彼岸花を植えることで、動物から掘り起こされることを防ぐ効果があったと考えられています。
そういったところから、彼岸花には墓にある=不吉なイメージが出来上がってしまったのではないでしょうか?
今回は意外と知らない「お彼岸」についてご紹介しました。
ご先祖様を大事に思う行事で、お墓参りをするならわしがあるということでしたが、現実はそうもいかず・・・といったところでしょうか?
普段はなかなかお墓参りもできませんが、シルバーウィークで休みが重なり長期連休となった場合など、帰省の際にお墓参りでもしてみてはいかがでしょうか?